協会のご案内

協会の設立

 本協会は、機械プレカット部材に関する生産技術の開発・改良、生産の合理化、品質の向上対策を図るとともに、これらの普及定着のための支援を行い、機械プレカット加工業の健全な発展を図り、品質の確かな木造建築物の供給促進及び国民生活の向上に寄与することを目的として、昭和60年9月に、全国木造住宅機械プレカット協会として設立しました。その後、住宅産業、プレカット加工業を取り巻く環境の変化に対応し、会員に対する業務支援、技術支援を強化するため、平成23年4月1日より、一般社団法人全国木造住宅機械プレカット協会として活動しています。
 

協会の事業等

主な事業

  1. 機械プレカット部材の生産技術の開発・改良及び調査研究
  2. 機械プレカット部材の品質に関する指針・規格等の作成及び普及
  3. 機械プレカット部材の生産、利用等に関する情報の収集・提供
  4. 機械プレカット部材の生産に係わる技術者の研修、講習
  5. 機械プレカット加工業に対する業務支援及び技術支援
  6. 木造建築物及び機械プレカット部材の供給促進のための普及・啓発及び広報活動
  7. 関係行政機関、試験研究機関及び関係団体との連絡・調整
  8. 前各号に掲げるもののほか、本会の目的を達成するために必要な事業

活動報告


【行事D】2023/10/19

「第57回全国木材産業振興大会・群馬大会」に参加。
群馬県高崎市「Gメッセ群馬」で開催された(一社)全国木材組合連合会・全国木材協同組合連合会主催の標記大会に参加しました。大会は全木連の創立70周年記念大会でもあり、全国から約470名の木材関係者が集まり会員の団結と親睦を図る盛会となりました。第3部の表彰式では6月に退任された原田前会長に全木連会長から感謝状が贈られました。写真は、林野庁小坂次長のご祝辞の様子です。
 
【行事C】2023/10/5

「日本木工機械展/Mokkiten Japan 2023」に参加。
ポートメッセなごやで国内のみならず海外からも100社を超える出展のもとで盛会に開催されました。協会会員からも宮川工機(株)様や(株)平安コーポレーション様が出展されていました。また、合わせて様々のセミナーも開催され産学官が一堂に集う場となりました。写真は開会式の一コマでテープカットの様子です。
 
【会員工場訪問N】2023/7/4

「株式会社山二 本社プレカット工場」様
一つにまとまった工場の中に、柱材・横架材・羽柄材・合板のラインが配置され、1棟分の資材を分割して受注するのではなくセットで受注・加工されていました。
また、カラマツは強度があるものの、ムクの乾燥材として利用するのは難しく、合板や集成材に多用される樹種ですが、ここではウッドショックを機に県産材の使用量を増やされる中で、カラマツのムク材の母屋、束、垂木等への利用に取り組んでおられる工場でした。

【行事B】2023/6/19

協会の「第14回定時社員総会」を開催。
令和5年度の総会では、ご来賓を林野庁と国土交通省住宅局のみとしてこじんまりと開催しました。写真はご挨拶をされている原田前会長です。原田様は3期6年間にわたって協会の会長をお勤めいただきました。ありがとうございました。新しい会長には(株)ウンノハウスの工藤様がご就任されました。

【会員工場訪問M】2023/6/7

「宮川工機株式会社 本社」様
奥の茶色い建物が本社です。本社の中では社員の皆さんがディスプレーに向かって新しい機械の設計や販売した機械のメンテに対応されていました。この工場ではパーツ工場から送られてきた部品が一つのラインに組み上げられていました。色々な加工を行う刃物がコンパクトにまとまった機械の内側を初めて覗くことが出来ました。プレカット工場に対する時代のニーズに応える形で、ソフトと機械を開発して世に送り出してこられました。協会が誕生して、プレカットが世に認知されて今日まで、まさにプレカット工場の進化と発展を支えてきた工場でした。

【会員工場訪問L】2023/1/24

「けせんプレカット事業協同組合 住田工場」様
隣接していた製材工場と集成材工場を統合して、原木からプレカットまでの一貫した生産体制が取られている工場です。工場内では水素燃料のフォークリフトやおが粉を活用したセルロースナノファイバーの開発など先端的な取組もなされている一方で、「整理・整頓・清掃・清潔・しつけ・習慣」の6Sを掲げて安全操業の基本を実践される工場でした。

【会員工場訪問K】2023/1/18

「テクノウッドワークス(株) 本社工場」様
事業量では国内トップクラスのテクノウッドワークス(株)の本社工場です。Max1,250o×240o×15mの大型材の加工機械、継手仕口と金物スリットの加工が一度にできる機械など最新の加工機械がありました。張り巡らせた営業網やお抱えの大工さんによる建て前支援で中小の大工・工務店を強力にサポートする工場でした。

【会員工場訪問J】2023/1/18

「(株)アイダ設計 茨城工場」様
2019年に新設された工場です。住宅の施主様方に木材加工を見せる工場でもあり、エントランス部分は国産材をふんだんに使った壁やトラス構造の小屋組みが見事です。2階部分に見学者通路があり、そこから大空間に広がる工場のラインを見下ろす配置となっています。自社住宅に使う資材のプレカットを安定的な基礎事業量として、事業の繁閑に応じて他社からのプレカットも引き受ける両面対応の工場でした。

【会員工場訪問I】2022/12/6

「肥後木材(株) 本社プレカット工場」様。
グループの中心事業は木材市場で、そのお客様に対するサービスの一環としてプレカット事業を位置づけて、地域の国産材の利用拡大に取り組まれています。
市場のお客様である建材店や製材所の図面を見て、CADオペレーターの技術を活用した構造提案を行って、その家づくりを手厚くサポートする工場でした。
 

【会員工場訪問H】2022/12/7

「原田木材(株) 本社」様。
協会が実施するプレカットCAD技術者に登録された営業マンが、出先でお客様と話し合って営業CADまでこなしてしまう技術者集団の会社です。プレカット工場ではあまり聞いたことのない自前の防腐防蟻処理機械を使って「長持ちする木」を作りながら、会社のオリジナルで作り上げた「受注から配送までの間、プレカット部材を毎木で管理するDXシステム」で地域の工務店を支える工場でした。

【会員工場訪問G】2022/10/19

「(株)山長商店 本社」様。
製材とプレカットが一体となった工場です。製材にしたときのヤング係数がヒノキでE90〜E130、スギでE70〜E110がボリュームゾーンとなる驚きの紀州材を原材料とする製品が作られています。
山に植えて育てるところからプレカットまでの一貫生産を実践し、住宅になった時の現しの見え方にまで心を砕く住宅づくりを支える工場でした。

【会員工場訪問F】2022/10/19

「ナカザワ建販(株) プレカット事業部和歌山第1工場」様。
建材販売店を祖業とされる会社の在来軸組工法のプレカット工場です。
広く明るい工場には若い職員がたくさんおられ、お客様だけでなく社員も大切にする取組が随所に見られました。
SDGSやコンプライアンスを重視する未来を見据えた工場でした。

【会員工場訪問E】2022/10/18

「マツシマ林工(株) 本社工場」様。
この工場は在来軸組工法の構造材の工場です。道路を挟んだ第2工場では羽柄材や合板が加工されているほか、一般流通材をプレカット加工してトラス構造で組み合上げた大型木造倉庫がありました。
県産材の利用促進施策に協力する一方で、顧客満足の経営理念の下、自社の技術力を研鑽する工場でした。

【会員工場訪問D】2022/9/21

「(株)シー・エス・ランバー 山武工場」様。
この工場は在来軸組工法のプレカット工場で、写真は原料資材を自動でアッセンブルできる大型倉庫です。このほかに2×4部材・パネル、羽柄材の工場、再割製材や端材の再加工等を行う子会社があります。
工場内にある「歩留まりは一人一人の意識から」の横断幕が語るように、歩留まりの向上で競争力を磨く工場でした。

【行事A】2022/6/13

協会の「第13回定時社員総会」を開催。
令和元年度の総会から久しぶりの対面での開催となりました。コロナ対策を施しながら、林野庁木材産業課長の齋藤様、国土交通省住宅局木造住宅振興室長の前田様をはじめ多数のご来賓にご臨席を賜りました。
 

【会員工場訪問C】2022/6/1

矢橋林業(株) 垂井工場」様。
こちらの工場は横架材や柱材等の加工を担当されており、他に羽柄材等を担当される工場があるとのことでした。
「職人の技を忘れない」、「伝統の手仕事を大切にする」温故知新のプレカット工場でした。
 

【会員工場訪問B】2022/6/1

大日本木材防腐(株)」様。
資材の需給状況についてお話を聞き、今回のウッドショックで国産材のシェアが確実に増えてきたことを実感しました。
創業である防腐木材を大切にする「木材のスペシャリスト」を実感した工場でした。

 

【行事@】2022/5/31

「木工機械工業会創立75周年記念式典」に参加。
新型コロナが落ち着きを見せる中で、コロナ対策を施しながら、業界関係者が一堂に会して盛会となりました。

 

【会員工場訪問A】2022/5/31

(株)ケー・エイチ・ケー」様。
工場では、いろんな加工を施した多彩な部材アイテムが生産されていました。
地域を大切にして地域とともに発展する企業、プレカットの先駆的なリーダー工場でした。

 

【会員工場訪問@】2022/5/18

「(株)ウッド・ストラクチャー」様。
工場では、機械やラインを工夫した独自の生産ラインが稼働していました。
関東にあって西日本気質の「多少の無理は聞いていただける」そんな頼れる工場でした。

 

年間事業報告

 令和4年度事業報告 [PDF]

貸借対照表

 令和4年度貸借対照表 [PDF]

定款

 一般社団法人全国木造住宅機械プレカット協会定款【PDF 約25KB】
 

役員名簿

 一般社団法人全国木造住宅機械プレカット協会 役員名簿【PDF 約82KB】
 

会員資格

会員は、正会員と賛助会員からなり、正会員はさらにA会員及びB会員に区分されます。
1. 正会員は、それぞれ各号に掲げる業務を営む法人、団体又は個人で、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律(以下「法」という)上の社員になります。
(1)A会員は、機械プレカット部材の生産、販売を行っている者とします。
(2)B会員は、A会員以外の者で、本会の趣旨に賛同し、A会員と同様に、
   本会の事業活動に参画し、協力する者とします。
2. 賛助会員は、本協会の趣旨に賛同する者とします。
 

会員数

(令和5年4月1日現在)
1. 正会員 57
  うちA会員 56
    B会員 1
2. 賛助会員 13
 

AQ認証について

 AQ認証とは、優良木質建材等認証の通称で、AQは Approved Quality の略称です。
これは、新しい木質建材等について品質性能試験を行い、優良な製品にはAQマークの表示が認められるもので、消費者に安全性及び居住性に優れた製品を提供することを目的として、(財)日本住宅・木材技術センターが認定機関になっています。
 

AQの対象となるプレカット部材とは

高耐久性機械プレカット部材

木造建築物又は建築物の木造の構造部分に係る構造耐力上主要な部分(建築基準法施行令(昭和25年政令第338号)第1条第3号に規定する構造耐力上主要な部分をいう。)に使用する構造軸材製品(乾燥処理製材、集成材、単板積層材)で、継手又は仕口部に機械プレカット加工が施され、土台、すみ柱及び最下階の外壁の柱に品質性能評価基準に定める薬剤で防腐・防蟻処理が施されているもの。
  • プレカット加工後に薬剤を加圧処理法により防腐・防蟻処理を施したもの。
  • 全断面に薬剤がほぼ均等に分布していると見なされる基材(防腐・防蟻処理剤AQマーク品の集成材、又は単板積層材 等)にプレカット加工を施したもの。
  • プレカット加工には金物工法用を含む。 

高耐久性機械プレカット部材−2

木造建築物又は建築物の木造の構造部分に係る構造耐力上主要な部分(建築基準法施行令(昭和25年政令第338号)第1条第3号に規定する構造耐力上主要な部分をいう。)に使用する構造軸材製品(乾燥処理製材、集成材、単板積層材)で、継手又は仕口部に機械プレカット加工が施され、土台、すみ柱及び最下階の外壁の柱に品質性能評価基準に定める薬剤で防腐・防蟻処理が施されているものの内、プレカット加工により防腐・防蟻性能に欠点の生じる加工部に、別途指定する薬剤を塗布機により連続的に塗布処理したもの。
  • 保存処理JASマーク品又は防腐・防蟻処理AQマーク品で、材面からの薬剤浸潤度で評価を受けている基材(保存処理材及び防腐・防蟻処理構造様集成材−3等)にプレカット加工を施したもの。
  • プレカット加工には金物工法用を含む。

高耐久性機械プレカット部材−3

木造建築物又は建築物の木造の構造部分に係る構造耐力上主要な部分(建築基準法施行令(昭和25年政令第338号)第1条第3号に規定する構造耐力上主要な部分をいう。)に使用する構造軸材製品(乾燥処理製材、集成材、単板積層材)で、継手又は仕口部に機械プレカット加工が施され、土台、すみ柱及び最下階の外壁の柱に品質性能評価基準に定める薬剤で防腐・防蟻処理が施されているもの。
  • プレカット加工後に薬剤を加圧処理法以外の方法により防腐・防蟻処理を施したもの。
  • プレカット加工には金物工法用を含む。

乾燥処理機械プレカット部材

木造建築物又は建築物の木造の構造部分に係る構造耐力上主要な部分(建築基準法施行令(昭和25年政令第338号)第1条第3号に規定する構造耐力上主要な部分をいう。)に使用する構造軸材製品(乾燥処理製材、集成材、単板積層材)で、継手又は仕口部に機械プレカット加工が施されているもの。
  • 土台については、ヒノキ、ヒバ等(心材に限る。)又は保存処理の表示(JAS又はAQマーク)のある木材で耐久性のあるもの。
  • 保存処理の表示のある土台であっても、継ぎ手又は仕口の加工を施し、薬剤の未浸潤部分に防腐・防蟻処理が施されているもの。
  • プレカット加工には金物工法用を含む。
 

プレカットニュース

最新号

VOL.111 2024年1月発行
 

バックナンバー

VOL.110 2023年10月発行
VOL.109 2023年7月発行
VOL.108 2023年4月発行
VOL.107 2023年1月発行
VOL.106 2022年10月発行
VOL.105 2022年7月発行
VOL.104 2022年4月発行
VOL.103 2022年1月発行
VOL.102 2021年10月発行
VOL.101 2021年7月発行
VOL.100 2021年4月発行
VOL.99 2021年1月発行
VOL.98 2020年10月発行
VOL.97 2020年7月発行
VOL.96 2020年4月発行
VOL.95 2020年1月発行
VOL.94 2019年10月発行
VOL.93 2019年7月発行
VOL.92 2019年4月発行
VOL.91 2019年1月発行
VOL.90 2018年10月発行
VOL.89 2018年7月発行
VOL.88 2018年4月発行
VOL.87 2018年1月発行
VOL.86 2017年10月発行
VOL.85 2017年7月発行
VOL.84 2017年4月発行
VOL.83 2017年1月発行
VOL.82 2016年10月発行
VOL.81 2016年7月発行
VOL.80 2016年4月発行
VOL.79 2016年1月発行
VOL.78 2015年10月発行
VOL.77 2015年7月発行
VOL.76 2015年4月発行
VOL.75 2015年1月発行
VOL.74 2014年10月発行
VOL.73 2014年7月発行
VOL.72 2014年4月発行
VOL.71 2014年1月発行
VOL.70 2013年10月発行
VOL.69 2013年7月発行
VOL.68 2013年4月発行
VOL.67 2013年1月発行
VOL.66 2012年10月発行
VOL.65 2012年7月発行
VOL.64 2012年4月発行
VOL.63 2012年1月発行
VOL.62 2011年10月発行
VOL.61 2011年7月発行
↑このページのとっぷへ戻る