プレカットとは

機械プレカット加工とは、木造住宅の柱や梁の継ぎ手、仕口を従来は墨付けに従って手工具で加工していたものを機械で行なう技術です。最近のプレカット機械は、CAD/CAM全自動機であり、木造住宅の平面図や立面図等を基に加工データをCAD入力し、その情報をCAMに転送して自動的に切削することで加工精度の高い柱や梁、羽板材、パネル等を生産することが可能になっています。

※CAD/CAMとは、
 Computer Aided Design/Computer Aided Manufactureingの略称です。

プレカット加工の特長

  1. CAD/CAMによる合理的設計・加工システム
  2. 防腐防蟻処理による優れた耐久性
  3. 継手部材の高い加工精度による耐震性
  4. 工期の短縮によるコストダウン

プレカット加工システムが、品質が高く安全安心な住まいづくりを実現します。

●プレカット加工システムは、木造住宅の設計から木質建材の加工まですべての行程でコンピューターを取り入れた新しい技術です。
●信頼性の高いプレカット加工には、CAD/CAMシステムが大きな役割を果たしています。
●プレカット加工用資材は、加工するまでの間、屋内の乾燥した場所で保管します。
●水分を含んだままの木材を加工すると、後で木やせや狂いが生じたりする恐れがあります。このため、プレカット加工に使用する木材は、含水率の管理されたものを選別しています。
●プレカット加工機械は、設計図等によりCAD入力され、CAMに転送されたデータに従って木材の長さ、幅、高さなどを正確に測定し加工していきます。
●プレカット加工された部材は、番付けの印写のほか、現場での施工性向上のため、必要に応じて接合位置の番号を付けます。
●加工が終わると、一本ずつ丁寧に検査され、合格した製品だけが出荷されます。
●金物工法用プレカット部材には、接合金物の取付けも行います。
●検査に合格した製品の出荷に当たっては、施工現場までの品質を確保するため、ビニール等で梱包し、一棟分の製品をまとめて管理します。
●機械プレカット部材を利用する木造住宅の建築現場ではノミやノコギリを使わずにすむため、作業が効率良く進みます。
●構造材の接合部分には、金物が施されますので、耐震性がさらに高まります。



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